« 遅れて来る | メイン | ニューリリース! »

最近はまっている[ 何んでもない ]

大学2年の前期講義が終了したときの嬉しさを、今でも忘れることができません。
あの、ほかに喩えようもはいほどに喜びに満ちた感覚は、後にも先にもそうはないでしょう。
13年半にわたる苦行から解き放たれたあの安堵感、開放感。
20歳の夏、私が7歳の頃から苦しみ続けた「体育の授業」が終わったのです。
子どもの頃から運動することが大嫌いで、動かないから鍛えられないので、体育でできることなんて殆どなく、何もできないからちっとも楽しくないわ疲れるわ。
小学生の時に一番嫌いだったのは、いつもは優しい○子ちゃんが、突然人が変わったような恐ろしい形相でボールをぶつけてくるドッチボール。恐ろしかったです。そのせいかどうか、ボールが飛んでくると恐怖を感じてしまうのでバレーボールではボールをよけてしまって使いものにならないよけいもの。よって球技全般だめ。50m走れば100m世界新記録よりも遅いし、1km走れば倒れるし、ボールを投げればそのくらいの飛距離なら歩いて持って行った方が早いんちゃうか?ってくらいまでしか飛ばないし。テニスをやれば、なぜかラケットの枠にしかボールは当たらない。雪ん子のくせに寒いところが嫌いなのでスキーはしないし、雪ん子なので泳いだことがなくてカナヅチだし。もうね、ぜっんぜんだめ!スポーツでできることって何だろう?逆上がりと縄跳びくらいかなあ?
そんなわたしですから、体育の授業ほどきらいなものはありませんでした。小学校〜高校までは、週に何回か体育の授業があったと思うんですが、本当にいやでいやで、それに子どもの頃ってできないことがものすごくコンプレックスで、非常に気に病んでいたような気もします(さしたる努力もしない自分も悪いけど)。今思うとよく胃潰瘍にならなかったものだと。大学の体育なんて出席してればいいくらいのもので、たいして本気でやるようなこともなかったのですが、それでもテニスだの卓球だのをするのが苦痛で、単位落とさない程度にさぼってました。が、それが、二年の前期で終了したのです。嬉しかった。本当に嬉しかった。これほど長期にわたる苦しみを耐え抜いたわたしは偉いんじゃないかと、これほどまでの苦しみは、きっとこの先ないだろうと(そんなことはぜんぜんありませんでした!)、わたしはそのとき、喜びにうちふるえながらそう思ったのでした。
就職してからも職員親睦スポーツ大会だの、テニスクラブだのにいろいろ誘われましたし、健康のために少しは運動でも…と忠告されますが、「スポーツは体に悪い」と切り捨て、見向きもしませんでした。

そんなわたしが、今月、スポーツクラブに入会してしまいました。

上司に言ったら、結婚の報告の時よりも驚かれました。
更に、「結婚すると聞いたときも驚いたのにそのうえスポーツクラブに入会なんて……。これ以上私を驚かせないで」と同期の女の子に泣いて頼まれました。
すんまへん。特に理由はないんですよ。引っ越したら近所にあったのと、サウナがたくさんあって楽しそうだったんです。

で、数回行ってみたんです。

いやあ、楽しい!!
泳げやしないんでプールの中ではもっぱら歩いているんですが、水の中にいるのが楽しくて、何十分でも歩いていられます。
自転車こぐのも楽しいし、マシントレーニングもきついけど楽しい。サウナもジャグジーも気持ちいい!
そして何より、すべてが終わって、シャワーで汗を流し、のどがカラカラのところに飲むビールが本当!!においしいんです!最高です!
こんなにおいしくビールが飲めるのなら、エアロビでもボディパンプでもなんでもやってやる!という感じです。
スポーツ最高!

長文失礼しましたー。

コメント

僕もですね、小学校6年生の時には100mを18秒台で走るという、とんでもない運動音痴でした。
それがね、今は体を動かすのがとても楽しい。
人にやらされるのか、自発的にやるのか、の差なのかもしれませんね。

太鉄さんこんにちは。
まったくその通りですねー。
私の場合は過去のトラウマ(?)が大きすぎて、
自発的に始めるまで20年以上かかったわけですが…。
ま、いやにならない程度にのんびりやろうと思います。

コメントを投稿