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ゴールデンウィークに読んだ本 その1[ ]

ゴールデンウィークはどこか小旅行でも…とずううっと言い続けてはいたんだけど、
言いっぱなしで計画性のない我々夫婦。
結局行ったのは吉祥寺と、飯能のじいちゃん家と、二子玉川の瀬田温泉だけでした。
あとは地味ぃにひきこもって読書読書。

曽根まさこ「不思議の国の千一夜」 講談社漫画文庫 1巻〜6巻 講談社
な、なつかし〜。
わたし、自分のこと「別マ」育ちだと思っとったのだが、違った。「なかよし」があったのだ。
一度も買ったことないけど。
毎月、「なかよし」を定期購読しているヤスコちゃん家に行っては、読みふけったわ〜。
わたしのルーツはくらもちふさこでも槇村さとるでも岩館真理子でもなかった!
あさぎり夕であり、いがらしゆみこであり、曽根まさこだったんだ!
そういえばわたしのバイブルは「キャンディキャンディ」だったし!
つーことで、「不思議の国の千一夜」。六巻ぶっ通しで読みました。
本当は女の子なのにいろいろあって王子として育てられたセブランが、
旅に出て成長するっていうよくある話なんだけど、
成長ついでに何かの呪いで都合良く男にされちゃって、ちゃっかり嫁までめとったりする。
絵も可愛いし、なんとも伸びやかなストーリー。
赤ん坊はコウノトリが連れてくると信じている幼い妻に、
子作りの方法を説明するのに苦心するのが笑えるんだけど、
当時のわたしはどういう気持ちでこれを読んでいたのだ?ぜんぜん覚えてませーん。
でもはっきりと覚えているシーンもたくさんあって、懐かしさでしみじみしました。

曽根まさこ「七年目のかぞえ唄」講談社漫画文庫 講談社
これも懐かしー。
ヤスコちゃん家で読みました。
疑惑や憎悪を抱えたまま封印されていた過去の自分に呪われる話。
途中、「ドッペルゲンガー」という言葉が出てきてびっくり。
わたしが学生時代にやたらとドッペルゲンガーに偏った小説ばかり読んだり、
あげくに論文まで書くに至ったルーツがここに(ほんとか?)!
全然覚えてなかったんだけど。

松本洋子「黒の輪舞(ロンド) 講談社漫画文庫―松本洋子ミステリー傑作選」講談社
なつかしー。こわいー。
寄宿舎。黒ミサ。
あのころの漫画の登場人物(日本人以外)はみーんな寄宿舎に入ってましたね!
もしくは、孤児!あ、この漫画の主人公も孤児でした。

しかしまあ、どれも二十年くらい前に読んだものだというのに、意外にも覚えていることが多い。
最近なんて、前日に読んだ本すら内容を忘れてしまうというのになー。