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アオドクロ[ 芝居 ]

派手ーっ!
6月に観たアカドクロがだいぶおちついた仕上がりだったのにくらべ、
アオドクロのこの派手さよ。歌も踊りも衣装も照明も、どれもこれもぴかぴかと派手でした。

織田信長の影武者として生き、信長亡き後、世捨て人となった捨之介と天下統一を目指す天魔王。
この二役を染五郎丈が好演。
天魔王が無惨に人を殺していく残虐なシーンにぞくっと背筋が寒くなりつつも、その美しさに釘付け。
女好きで軽〜い感じ、でも正義の味方!な捨之介よりも、圧倒的に残忍な天魔王の方が魅力的だった。

かつて信長に忠誠を誓った影武者二人と森蘭丸のその後。
自らが作った信長の亡霊(=天下統一の夢)と自己の同一化を目指す天魔王。
信長の亡霊を捨て去る捨之介。
捨てきれずに天魔王に取り込まれる無界屋蘭兵衛(=森蘭丸)。
様々な裏切りや、信頼や、友情を描き、さわやかに幕。
なんと!カーテンコールが5回くらいありまして、最後2回ほどはスタンディングオベーションでございました。

沙霧役の杏ちゃん!ったら!かわいー!
目がくりくりっとして。元気いっぱいで。
懐かしのあっくん(でいいんだっけ?)。舞台経験の割にはあんまりうまくならない気が。
ナイロンの三宅さん。すばらしかった。

松竹×劇団☆新感線「髑髏城の七人 アオドクロ」  日生劇場
作:中島かずき
演出: いのうえひでのり

出演:市川染五郎 鈴木 杏 池内博之 高田聖子
   三宅弘城 粟根まこと 高杉 亘 川原和久
   ラサール石井 佐藤アツヒロ

   逆木圭一郎  村木よし子 山本カナコ 村木 仁
   川原正嗣  前田 悟 タイソン大屋