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部屋とワイシャツといわし[ 何んでもない ]

先日、まっぴるまにベランダでうんこ座りして呆けていると、視線の先に、なんとも珍妙なる物があるのを発見しました。
なんじゃ?
串刺しの、こげ茶色のなんかこわいもの。
そんなんが、隣んちとの境近くの配管のあたりに刺さっていたのです。
何なんだ?
前の居住者の子供が、セミかなんかを串刺しにして、そのまま忘れて干からびちゃったのか?などとなんで子供がそんなオソロシゲナルことをするのかよくわからないけれどもそんな想像をしつつ近づいてよく見たら、それはセミなんかではありませんでした。

目があるのです。
さ、魚の頭じゃあああ!
魚の頭が干からびとるー!
そしてその脇にはなんかとげとげっとした、へらべったい同じく干からびたよくわからないものがいっしょにくくりつけてある。
なんなんだろう。ぜんぜんわからない。
トビウオの頭とトビウオの胸びれ?
それとも干物か?

怖い。

呪い?宗教?風水?おまじない?
相方に聞いたり職場で聞いたりひとりで大騒ぎしたんですが、いっこうになぞは解けず。
で、いろいろ調べてみたんです。

なんのことはない、節分の行事なんだそうだ。
節分の日に、いわしの頭を柊の枝に刺して軒先につるすと魔よけになるとか。
あのとげとげっとしたものは、柊の葉か!なるほど!

検索したら、この行事に関する記述が多かったんで、そんな珍しいことではないらしんだな。
でも、知らんかった。オレって、無知や……。

風習って、いろいろあるんですね。

なんだかわかってほっとしたものの、片付けるのも怖いので、とりあえず、来年の節分まではそのままにすることにしました。
ま、見なかったことにするってやつですな。

季節はずれですが、節分ねたでもうひとつ。
関東に越して来て驚いたのは、節分の豆が小さいことです。
炒った大豆なんですってね。
わたしの田舎では落花生でした。節分の時期には、落花生と鬼のお面がセットで売られてましたもん。
殻つきの落花生を鬼役の人にめったくそぶつけてました。
そして年の数だけ拾って殻をむいて食べてました。
落花生って、大体2個ずつ入っているからまあ、年の倍は食べてたかな。
年の数たべるのは、あんまり食べると鼻血が出るからだと、ずうっと思ってました。

これも以前いろいろ調べたら、落花生をまくのは東北北海道辺りだそうです。
なんでも、外にまいたとき、雪深い場所にまいても豆を見つけやすいからだとかなんとか。
そこまでして喰いたいか?という気もしますが。
ほんとかどうだか。