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2005年10月28日

熱と漫画と菌 [ ]

風邪が治らない。
身体はわりと丈夫な方なので、高熱が出たりしはしないんですが、
今回は微熱がだらだらと続き、大変不快な状態です。

熱があるときはお布団に入っておとなしく読書するのが好きなんである。
大概すぐに疲れるので、あっという間に寝てしまうのですが。

昨年、熱を出したときは、「DEATH NOTE」をひたすら読んだものだ。
おかげでことんと眠りに落ちた後、ひどい悪夢を見ましたが。

今回読んだのは石川雅之著「もやしもん
菌が見えるという不思議な目を持つ主人公が、農大に入学してから様々な菌たちと出会う(?)というお話です(かなりおおざっぱ)。
風邪をひいた先輩がごほごほ咳をするたびに、大量の風邪菌がお口からあふれ出ているのが壮絶。
トイレに紙が無くて困ったという先輩(結局どーしたのーー??)と握手したときに手についた夥しい数の菌たち。
おえええ。
救われるのは、菌のひとつひとつが、かわいらしく描かれていること。


夕飯の用意をしていたとき、布巾の上に切ったキュウリをころんとおとしてしまいました。
清潔にしているつもりではあったのですが、「もやしもん」を読んだ後だけに、
拾い上げたキュウリにあの菌たちがひしめいている幻を見ました。
熱が下がりません。


2005年10月11日

uripoさん、さぼりすぎですよ! [ 芝居 ]

このたび、MOVABLETYPEをバージョンアップいたしました!
管理画面が少し明るい色味になってうきうきです(MOVABLETYPE使っているひとにしかわからないとは思いますが…)。
さぼりすぎのuripoさんを激励してくれているんだと思います。
激励されたので、6月と7月に観たお芝居をまとめエントリだ!

Rock Musical HEDWIG AND THE ANGRY INCH
観劇日:6月25日(パルコ劇場)、7月14日(Zepp東京)
すばらしかった。たぶん、今年のナンバーワン(わたしの中でね)になるんじゃないかと思うほどすばらしかった。急いでZeppのチケット買い足したくらいです。
三上博史というと、懐かしのトレンディドラマの軟派なイメージだったのですが、非常に歌がうまく、芝居もよかった。すっかりヘドウィグでした。
悲しくて下品で、深みがあって情けなくて。
明るくて残酷で、辛くて優しさにあふれて。
ストーリーも設定も音楽も何もかも完璧。
初演が昨年で今回は再演なんですが、また来年再演して欲しい!そしたら5回は観たい。まじです。

キレイ 神様と待ち合わせした女
観劇日:7月16日
劇場:シアターコクーン
このお芝居も再演ですね。2000年の初演版はナマでは観てないのですが、映像では何度も何度も観ました。大好きなお芝居。台詞入ってます。
主役の酒井若菜降板でどうなることかと思いましたが、無事幕が開いて本当によかった。
代役の鈴木蘭々は多少演技が拙い感じでしたが、歌は抜群にうまかった。ちょとうますぎ。

10年もの地下室での監禁生活から脱出した少女は、これまでに起こった全てのことを全力で忘れ、自らをケガレと名乗った。
地上に出てみると、そこは戦争の町。
ケガレはそこで出会った大豆兵死体回収業者の家族とともにお金を稼ぐことだけを楽しみに生きていく。

何がすごいって、大豆兵てのがすごいっすよね。
大豆でできた兵士。死んだら人間の兵士の食糧になるという。
初演で古田新太が「流れる血潮は豆乳、腐れば粘るぜ糸引くぜ」と歌っていた「ダイズ兵のテーマ」が大好きだったんだけど、
今回この曲が無かった!ものすごく残念!じゅんさんの歌も良かったけど。
でも、秋山菜津子嬢の、エビに咬まれた歌「海老痛(えびいた)」や、松尾スズキが何故か小学生の体操服で歌い上げた「スリーピー小松大魔術団」など、大好きな曲がナマで聞けて大感激でした。

WOWOWで放送されます!
10月22日(土)午後1:30からの予定。
詳しくはサイトにてご確認ください。