わたしの背中と休肝日と [ 何んでもない ]
いちばん最近の休肝日はいつだっただろうか。
ふと考え込んでみたものの、全く思い出せない。
実は先月末頃に背中に軽い痛みを感じ、湿布など貼ってはみたものの、
痛みが軽減するどころか、徐々に重〜く鈍〜くなってきたのである。
我慢できないほどではないが、あまり気味のいいものでもなかったので、
背中の痛みといば消化器系の疾患に違いないと、休肝を決意したのである。
そのときふと、いちばん最近の休肝日はいつだったのだろうかと思ったのだ。
去年ってことはさすがに……いや、大いにあり得る。
酒を抜くことなど滅多にないわたしのことだから、
「キュウカンです!キュウカンです!」と夜中の救急病院にも劣らぬほどに
騒ぎ立てるに違いないのだが、最近そんなことをした記憶はない。
これはちょっと、内臓に負担をかけすぎだと猛省し、昨日かかりつけの消化器内科に出向いた。
胆石だろうか。膵炎?腎臓はあんまり強くないしなあ、も、もしや肝臓だろうか。
不安におののきつつ診断を待つわたしに医師は告げた。
「凝り、じゃない?」
へー?
凝り、っすか?
だって、十日ばかし痛みが続くんすよー?
ええっ?そんなことはよくある?
聞けば、膵炎も胆石も、背中を叩くと飛び上がるほどに痛いそうなのだが、
医師が背中を叩いたときのわたし、痛いどころか……少し気持ちよかった(小声)……。
とはいえ、なんだか納得できず、思えば頻尿な気がすると言っては無理くり尿検査をしてもらったり、
食べると痛みが増すような?と言っては腹まで触診してもらったりと、
わがままの限りを尽くしてみたのだが、医師の診断は変わらず。
凝り。
凝りって。
まあ、何でもなかったのだからよかったのだ。
そして、そういうことであれば、休肝の必要はないんじゃん。
なーんだ、そーかそーかー。決心が無駄になったなー。
などと相変わらず懲りないわたしではあったのだが、
鎮痛・消炎剤も出してもらったことだしなと、結局昨夜は休肝日とした。
以前は「今日は頭痛がひどくて」と言いながらバファリンをビールで流し込むような
とんでもない奴だったのですがね。大人になったもんだ。いや、人間らしく?
ともかく、これを機にもう少し体を労るべきだなと、考えたわけでございました。
しっかし、酒のない夕飯はつまらない。