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わたしは、多くの物事を混同して認識していた。[ 何んでもない ]

つい近年発覚したのは、「真心ブラザーズと大事MANブラザーズバンドの混同」であった。今でも混同した認識が正確に分化できたのかは自信がないが、「過去に混同していた」ということだけはわかっている。どちらがどちらかということもわかる。ただ、どちらについての印象もなんとなくぼやぼやーとしたままの気もする。体に染みついた混濁は未だぬぐえぬまま。

まだあった。

わたしは、大貫妙子とEPOの区別がついてない。
大貫妙子と聞くと、大貫妙子を思い出すが、EPOと聞いても大貫妙子を思い出し、その時点では大貫妙子という存在を忘れ去り、EPOが大貫妙子そのものになっている。
どちらかというと大貫妙子主導なかんじのする混同でもある。
混同していたんだな、という認識を持った今でさえ、なんだか判然としない。もしかしたら、このふたりは同一人物なんじゃないかという疑いもなくはない。
別人ですよね?

もうひとつ
甲斐よしひろとタケカワユキヒデ
こちらに関しては、もうだいぶ前から混同は解けている。
まったくもって別人だと理解している。
ただ、あるときふと、「わたしはこの二人を混同していた時期があった、たしかにあった」という記憶がよみがえってきたのだった。
でも、甲斐よしひろの顔がいまいち思い出せないので、タケカワユキヒデの顔で記憶を補正しているような気もしないでもない……。

もういっちょ、前述のごとく、混同していた記憶が突如よみがえった例。
布施明とアルバートさん。(TVアニメ、「キャンディキャンディ」)
今思うに、幼稚園時分のわたしのこの二人に対する認識は、混同というよりも同一人物だという確信であったと断言できる。
当時のわたしの認知できる世界内には、長髪を少しカールしていて、顔がバタくさいのに流暢な日本語を話す年上の男性は、布施明とアルバートさんだけであった。ゆえに、いつの間にかこの二人の存在が重なり合い、声高らかに歌い上げる布施明に向かって「アルバートさん…」と語りかけていたに違いない幼稚園児。
そして、アルバートさんは大人過ぎるから、わたしはやっぱりテリィが好きだわ…などと思っていた幼稚園児。
そしてそれから30年経っても、「テリュース・G・グランチェスター(テリィの本名ね)」と時々呟いてしまう……そんなわたし。
(なんか最後は「キャンディキャンディ」の思い出みたいになっちゃった)