« 2006年03月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月30日

最近気になることその1 [ 何んでもない ]

オリコンが創立40周年を記念して、調査開始以来の総合順位を発表したというニュースを、先週、フジテレビのめざましテレビで見ました。
発表によると、トータル・セールス男性部門の1位はシングル、アルバムともにB'zが獲得したそう。売り上げ枚数は、シングルで3321万枚、アルバムでは4145万枚にものぼるそうな!
このとき、フジテレビの軽部アナが「日本に於いては一家に一枚B'zのCDがある計算になります」というようなことを言ったのですが、我が家には、ない。
それどころか、B'zのCDを持っている知人もいない。

ま、あるところにはあるのでしょう。

思えば、夢野久作の小説など一冊も持たない家庭など日本中に溢れているでしょうが、我が家には「ドグラマグラ」の映画版ビデオテープが、各家族構成員につき一本あったりするわけで、(単に結婚したらお互いに持っていることが判明しただけなんだけど)つまり、ある所にはある、という話である。

2006年05月18日

ナイロン100℃「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」 [ 芝居 ]

ナイロン100℃「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:みのすけ 犬山イヌコ 三宅弘城 大倉孝二 峯村リエ 廣川三憲
   村岡希美  安澤千草 喜安浩平 植木夏十 眼鏡太郎 廻飛雄
   馬渕英俚可 三上市朗 小松和重 市川しんぺー 山崎一

余命わずかと宣告されたお父様に付き添いながら書き上げた戯曲で、ケラさん、一生に一本の私戯曲だそうです。4回目の上演。わたしは初見です。

人生の最期を迎えつつある老人と、仲間とともに病院からの脱走を試みる少年。
この二つの物語が絡み合いながら物語は進んでいく。
何が現実で何が夢なのか、境界線が曖昧に作られている。
老人と少年はどうやら同一人物らしいのだが、時々、少年は老人の家族の中に入って、老人を「父さん」と呼んだりする(しかし、彼の姿は家族には見えない)。どうやら老人は病床にもあるらしい。では、家族と団らんしている老人は?ふんどし一丁で商店街を駆け抜ける老人は?

すべては余命幾許もない老人の夢なのかもしれない。意識は戻らぬままにこんこんと眠り続ける老人の、混濁した夢。思い出と妄想が入り交じった夢。
そして、少年が病院からの脱走に成功したとき、老人の夢も終わる。
老人の死を悼む息子の「父さん」という声だけが、(夢でも妄想でもないという意味での)現実的に響いたのが印象的だった。

とはいえ、このお芝居、ナイロンらしくナンセンスな笑いの応酬。
げらげら笑いながらも、時折かいま見える寂しさに、一層切なくさせられた。

人は誰だって死ぬんだから何らかの致命傷を負っているのであるが、かといってすぐに死ぬわけじゃないから、わたしたちは毎朝「いつもの軽い致命傷の朝」をむかえている。
いつもと同じ致命傷の一日に、人は何気なく死んでいく。死にゆくときは決して特別じゃなく、昨日や一昨日や、五年前のあのときと何も変わらないのかもしれない。


とは言っても、死なれると辛い。
死なないで生きていてほしいと、本当は思うのだ。

2006年05月12日

何が大事か [ 音楽 ]

真心ブラザーズと、大事MANブラザーズバンドの区別がついていないことに今さらながら気づく。
厳密に言えばもう少し屈折していて、一部混同して認識していたらしいのである。
単にバンド名が似ているということだけからかもしれない。
更に、真心ブラザーズの曲は一曲も知らないのに、大事MANブラザーズバンドの曲は、一曲だけそれもほとんどサビの部分だけ、強烈に記憶にあるということからかもしれない。
ともかくどちらの名を聞いても、「それがーいちばんだいじー」と一節頭の中で流れるものだ。
しかし、元JUDY AND MARYのYUKIが結婚した相手が、真心ブラザーズのメンバーと聞いたときは、
「それがーいちばんだいじー」と一節唸った直後に、それはいくらなんでも違うであろうと閃いた。いくら恋が絡んだといえども、「高価な墓石が云々」とかいう歌詞をメロディに乗せて歌うような人とは、JUDYやMARYは結婚しなかろうと思ったのだ。
その時初めて、「それが大事」は大事MANブラザーズバンドであって、真心ブラザーズとは別物なのかもしれないという考えが、一瞬頭を過ぎった。過ぎったけれども、その後、そのことについて考えることも無かったので、最近までやっぱりずうっと混同したままだった。
そしてこのたび、なんてことない友人との会話から自分の認識違いに気づくに至ったのだが、せっかくの機会なので、今後このような間違いが二度と起こらぬよう、この二つのバンドについてWikipediaを引いてみた。


まあ、仰々しく書き出してみはしたものの、特に有益な情報が得られたわけではない。
真心ブラザーズについて得られた情報としては、YUKIと結婚してない真心ブラザーは、サッポロビール「北海道 生絞り」のCMに、中島みゆきと共演していたということである。うーん、関口宏の息子だとばかり思ってたよ!
大事MANブラザーズバンドに関しては、「それが大事」についての謎が解けた。
少し疑問ではあったんですよね。いろいろ言っているけど、いったい、何が大事なんだ??って。それってどれ?何?
Wikipediaによると、

「“それが大事”の曲の歌詞では“負けない事”“投げ出さない事”“逃げ出さない事”“信じぬく事”とあるが、結局“一番大事”なものは何なのか?」という疑問が出る。この疑問に対し作詞者の立川氏本人が回答。一番大事な事は、信じぬく事。 次いで、投げださないこと、逃げださないこと、負けないこと、であるという。

ああ、YUKIのだんなさんが、この人でなくて本当によかった。
YUKIファンでなくてもそう思う新緑の候、皆さんいかがお過ごしですか?(きっこ風)

2006年05月11日

新感染が1月、2月公演 [ 芝居 ]

ご無沙汰しております。
ゴールデンウィークというかわいい制度(by吉川ひなの 古っ)が過ぎてしまいすっかり気落ちしているuripoさんです。
ゴールデンウィークは9連休でした!だれも知りたくないだろうけれど、何をしていたかというと、殆ど家に居ました。五月大歌舞伎@新橋演舞場で染さんをとっぷり堪能してこようと思ったのですが、染さんより亀治郎さんの八百屋お七に嵌ってしまいました。あの、人形ぶり、すごかったー。モチロン染さんも素敵でしたけどね。その他は、染さん出演の映画「蝉しぐれ」のDVD鑑賞、録りためていた歌舞伎鑑賞(染さんご出演)を観たり。あとは、飲んだり飲んだり笑ったり。
そんな夢のような9連休が終わってしまい、人生に何の希望も目的も見いだせなくなってしまったわたしにすげーニュースが舞い込んできました!
「悪にドップリ染まりたい」染五郎、悪役に本格初挑戦
劇団☆新感線と染五郎丈のコラボレーション第5弾、「朧〈おぼろ〉の森に棲む鬼」の上演の予定が決まったそうですわ!
それも、悪にどっぷりの悪役って(垂涎)……。
アオドクロでは悪役の天魔王の方が色っぽくてよかったなーと思っておりましので、もう、嬉しくてたまらんぞよ。ぞよってのがよくわかりませんが、ともかくこのニュースのおかげで、わたしは1月まで輝いていられるわ!輝いていられるわ!(2回繰り返すのが好き)
よって、1月〜4月までに観た8本のお芝居については触れなくてもよろしいわね!(ものすごいこじつけ)