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2003年08月29日

阿修羅城の瞳 [ 芝居 ]

阿修羅城の瞳
観劇日:8月15日(金)、8月25日(月) 劇場:新橋演舞場

夏木マリの演技は、あれは、笑うところなんでしょうか。
わたしが3年ぶりの「阿修羅城」に胸ときめかせ、わくわくして見始めた途端、高音のけたたましいひゅるひゅる声が。
な、なに?
お芝居にぐいぐい引き込まれていって、身も心も出門(市川染五郎)に預けきって気持ちよくなっているとまたひゅるひゅるひゅる。
ふへっ!?
なんなんでしょう。あの声は。わたしの心を阿修羅城から新橋演舞場に引き戻すあのひゅるひゅるは?ギャグ?まさかなあ。

2000年に上演された市川染五郎と劇団☆新感線による「阿修羅城の瞳」が、この夏帰ってきました。
2000年版に出演していた花組芝居の加納座長が出ていないのがとても残念でしたが、染様以外のキャストを一新ということで仕方ないです。加納さんのやった四世鶴屋南北役は小市慢太郎さんでしたが、声もよく、手堅い演技でとても良かったと思います。
個人的には小市さんを見ると、映画「張り込み」で若林志穂をがすがす殴り続けていた印象が強く、J-フォンのCMで、「またまたパパだよー」と笑っていても、月桂冠のCMで奥さんと仲良くお酒を酌み交わしていても、「その笑顔の下にはあの残忍な顔が……」とうちふるえずには居られません。そんなことはどうでもいいのですが、南北が、加納さんが演じたような女形である必要はそれほど無いわけで、南北が加納さんから小市さんに変わったことに代表されるように、今回の「阿修羅城の瞳」は、前回のお祭りに比べるとだいぶ手堅いかんじにできあがっていたのではないでしょうか。
別にどちらがいいとか悪いとかはないです。ただ、2000年版のDVDをたぶん100回くらい見まくって、天海祐希の代わりに舞台に立ってもいいほどにセリフや段取りが頭に入っているので、好きだった歌が無かったり、気に入っていた役が無くなっていたりしたのが少し寂しかったです。

あれやこれやと思うことはつきませんが、今回の「阿修羅城」もとても良かった!夏木マリのひゅるひゅるにはとまどいましたが、前回とは別物のすばらしさがありました。
天海祐希の阿修羅は、この世のものとは思われぬほどに美しく、ものすごい迫力でした。あまりに強くて出門が負けそうでどきどきしましたが。
そして染様!最初出てきたとき田村正和かと思って驚きましたが、そのせいかどうか(って、たぶん関係ないだろうけれど)落ち着きと色気が倍増していて、あまりの色男ぶりに、思わず結婚指輪をはずしそうになりました、わたし。ぜんぜん意味無いけど。
何度聞いても泣いてしまう出門のセリフの数々。その場で止めて切り抜いて持ち帰りたいほどに決まった見栄。また会えて本当に嬉しかった!
大感動の2日間でした。

にしても、夏木マリ……(しつこい?)。

2003年08月27日

岡村ちゃん [ 音楽 ]

そして、遂に、遂に、遂にあの呪文のようなリフレインが鳴った。そう、オープニング・ナンバーは“come baby”!!! それはこっちの台詞だ、散々じらしたのはあなたじゃないか!とツッコミを入れる間もなく岡村靖幸、遂に、遂に、遂に登場! 

ちょ、ちょっとー。わたし全然知りませんでしたよ。
8/3のROCK IN JAPAN FES.2003にて岡村靖幸が復活してたなんて!
不覚だった不覚だった不覚だった。
うかうか結婚なんかしている場合ではなかったのだ。

ライブレポートによると、相変わらずの岡村ちゃんぶりですのね。すばらしいです。
写真も載ってますが……。
7年前とあんまり変わっていない気もしますが……。
うーん……。で、でも、いいんです。どんな岡村ちゃんでもいいんです。復活してくれたんなら。

そして!9月と10月にライブツアーがあるのではないですか!
行きてー!

2003年08月22日

トリックが帰ってくる! [ つぶやき ]

10月より「トリック」木曜21時で復活します!
お楽しみに!

まずは御報告まで

う、うれしいいい。
なんて素晴らしいニュースなんだ!
また「トリック」が見られると思うと、この殺伐とした日々を超えられるような気がします。
風邪ひいててつらいけど、仕事が立て込んでつらいけど、
引っ越してからひと月以上経つのに部屋が片づいてなくてつらいけど、
ずっと仲良しだった猫が最近わたしに冷たいのがつらいけど、
冷蔵庫の中のビールが一本だけなのがつらいけど、
うちにある日本酒の一升瓶が、あと残りすくななのがつらいけど、
老酒も残りすくななのがつらいけど、
冷蔵庫に白ワインが残っているけど3日前に開けたので殆どビネガーかもしれないのがつらいけど、
ほやが食べたいけど、
うまいウニが食べたいけど、
からすみが食べたいけど、
呑みに行きたいけど、
下田に行きたいけど、
福岡に行きたいけど、
スチュワーデスになりたいけど(これは嘘)、
舞台俳優になりたいけど(これはまじ)、
あややになりたいけど(これは大まじ)。

あれ、なんか途中で話がかわりましたが、ともかく、「トリック」が復活するなら、
わたしは10月までなんとかがんばれそうです。

2003年08月18日

ぴちょんとビール [ つぶやき ]

8月14日の夜のこと。
風呂に入っていたら湯船のなかから突然ぴちょくんが現れたので
あまりのうれしさにうひゃひゃうひゃと、風呂場特有のエコーかけてはしゃいでしまいました。
しかし、喜びいっぱいで風呂からあがったら日付が変わっていて愕然としました。
年甲斐もなく風呂場でぴちょくんと戯れている間に、なんとわたしは31歳になっておりました。
びっくりしたー。

そんで、風呂上がりにビールで乾杯!
ちっとも嬉しかないけど、とりあえず。
写真はジョッキと、風呂から湧いたぴちょんくんだす。


2003年08月14日

忘れ去られた手紙 [ つぶやき ]

職場でよく、「帰る途中で投函してくれにょ」と、郵便物を渡されることがあります。
この人、帰る道はわたしと一緒なのに、なんで自分で出さずに頼むんだべーか?と訝っておったのですが、「いやです」と断るほどのことでもないので「ハイハイ」と引き受けておりました。
先日、また同じ人に同じことを頼まれまして、いつものように受け取ってから「家に持って帰らないように気をつけますー」と一言添えてみたら、「そうなんだよ。帰りに出そうと思うと、必ず家に持って帰っちゃうんだよー。だから頼んでるの」と言われました。
ナルホド。そういうことだったのね。
でも、実はわたしもその方の郵便物を家に持ち帰ることはしょっちゅうでございます。
郵便物って、手に持って出かけないと、バッグなんかにしまったりすると、大概出し忘れますね。
旅行先で絵はがき書いて、出すのを忘れて帰ってきてしまっ(て、家の近所から出し)たり、
友達に手紙を書いて、数日間バッグにしまったまま出し忘れ、気づいた頃には、書いた話題が古すぎる……ってことで結局出さなかったり。
郵便物は手に持って、投函するためだけに出かけるか、何かのついでに投函するにしても、今まさにわたしは投函するのだと、そのことのみに心を傾けないと、その郵便物のことは忘れてしまいます。ぜったいです。

なんでこんなことを長々と力説しているかというと、今朝、通勤電車の中で、バッグの中になにやら見慣れぬはがきがあるのを発見したのです。
なんだべーと思って出してみると、なんとそれは、「クリアーぴちょんくんストラップ、プレゼント応募券」を貼ったはがきではありませんか!
これ書いたのって、ひと月以上前じゃなかったけ?
一ヶ月も持ち歩いてたってことかい!?
それに、7月末が応募締め切りじゃなかったっけ?
半月も過ぎてるじゃん……。
なんというか、出した気満々でした。「クリアーぴちょんくんもらえるかもよー」って友達に自慢していた気が……。
あほや…。
ぴちょんくんほしかったよー。

そして出勤してみてさらに驚いたことが!
昨日、「バッグにしまっちゃったら、出し忘れるから手に持って行きましょう」と、机の上に何通か揃えて置いておいた郵便物が、未だ机の上に!
出し忘れるどころか、持ち忘れておりました。

ああ……。

2003年08月11日

シューにゃんこ実写版 [ ねこ ]

いったいこれはどういう意味なんだろうと、お店で見つけるたびに頭をひねっていたキャラクタ
ーグッズがあります。
たぶん、にゃんにゃんにゃんこというシリーズだと思うんですが。

かわいいのか、これ?
猫が食べ物に化けているんだけど(ものまねをしているらしいんだがな)。
にゃんこパフェ、シューにゃんこ、にゃんこクレープ等々と名がついていて、それぞれ、
パフェ、シュークリーム、クレープと猫が合体したキャラクターです。
意味がわからない。
他には、オムにゃイス、エビフにゃイなど、口にしたそばから気が抜けていきそうなネーミングの物も。
更には、頭にグリンピースをのっけてせいろに入って湯気までたててるにゃんこしゅうまい、
フルーツらしきもと共に楽しげに小どんぶりに入れられているあんにゃんどうふ……。
殺意すら……。

しかし、まあ、これ見てたら、でどちんさん同様、どーでも良くなってしまいました。

a-e-i-o-uへんてこblogより

2003年08月07日

奇人たちの晩餐会〜馬鹿にしやがれ〜 [ 芝居 ]

「奇人たちの晩餐会〜馬鹿にしやがれ〜」
観劇日:8月2日(土) 劇場:世田谷パブリックシアター

明石家さんまとジミー大西のすばらしい絡みを、じゅうぶんに堪能いたしました。
いやー、笑った笑った。
フランス喜劇というよりも、二人のコントというかんじが強い。
台本にのっとって喋っているんだろうけれど、二人の絡みがあまりに自然過ぎて、頭では芝居だと判っていてもそれでもジミーちゃんが本気でぼけているように見える。
設定があって役名で呼び合っているのに、「さんまとジミー」にしか見えなかったのは、芝居として良かったのか悪かったのか?うーん、どちらでもありますね。
あれを芝居だったと強く認識しつつ考え直すと(って芝居だったんだけど)、ジミー大西って結構いい芝居してたんだなーー、と今さらしみじみしたわたしでございました。

個人的にはジミーちゃんと温水洋一との絡みが素晴らしいと思いました。
大好きな松永玲子嬢はとてもかわいくっておもしろくって良かったんですが、何せ出番が少ない!もったいねー!