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2003年07月29日

シャンソマニア [ 芝居 ]

花組芝居 シャンソマニア
観劇日:7月24日、26日、27日 劇場:草月ホール

3回観るはずだった「シャンソマニア」。3回目の27日のマチネの後、気づいたらその日のソワレのチケットをロビーで予約してしまい、マチソワ連続という暴挙に出てしまい、結局、4回観てしまいました。ま、初めてのことではありませんが……。
それぐらいすばらしかったです。シャンソマニア!

「源氏物語」を演る、と聞いて、多くの人が想像するであろう要素を、殆ど裏切るようなお芝居でした。
多くの人が想像するであろう要素というのは、たとえば、絢爛豪華な衣装とか、六条御息所の生霊とか、源氏と藤壺の禁断の愛とか…だと思うんですが、そういうの、ありませんでした。
衣装は、白をメインとした洋装。そして、メイクも鬘もない素顔の役者たち。舞台装置も殆どなく、真っ白ないすで様々な状況を表現していました。
そして、「桐壺の巻」をやるとは聞いてましたが、桐壺しかやらないとは!
それほど長くはない一章を丁寧に、歌や踊りやせりふや語りで作っていました。

いやあ、なんというかものすごく楽しみました。
帝を巡る女性たちの嫉妬や苦しみ、それによる桐壺の更衣の悲劇もきちんと描きながら、悲痛なかんじに偏らないあっけらかーんとした雰囲気。ある意味、「源氏物語」の本質(か、どうかはわかりませんが、色恋色恋色恋みたいなところ)を忠実に描いたお芝居だったと思います。源氏と藤壺との禁断の愛なんて、ほのめかし程度で終わっちゃう大胆さ!
ほんとーに楽しかった!

役者さん、みんなすばらしかった。
殊に八代さんのすばらしかったこと!
歌はうまいし、お芝居も踊りも目を引くし、毎公演ごとすばらしくなっていく役者さんです。
彼ばかり目で追ってしまいました。

それはそうと、ゲストのシャンソン歌手の江川康人さん。
濃いぃですな。
初日、最前列で見てしまったんですが、
晩御飯が食べられなくなるかと思われたほど、胸がいっぱいになりました。
なんというか、ごま油とオリーブオイルのドレッシングを、てんぷらにかけて食べているような気分?になりました。彼の歌を聞いて。
いやあ、すごくすごく歌はすばらしかったんですけど。
とにかく驚きました。その濃密さに。
あと、ネブタが出てきたのかと思いました。お顔の大(以下略)。

2003年07月26日

部屋とワイシャツといわし [ 何んでもない ]

先日、まっぴるまにベランダでうんこ座りして呆けていると、視線の先に、なんとも珍妙なる物があるのを発見しました。
なんじゃ?
串刺しの、こげ茶色のなんかこわいもの。
そんなんが、隣んちとの境近くの配管のあたりに刺さっていたのです。
何なんだ?
前の居住者の子供が、セミかなんかを串刺しにして、そのまま忘れて干からびちゃったのか?などとなんで子供がそんなオソロシゲナルことをするのかよくわからないけれどもそんな想像をしつつ近づいてよく見たら、それはセミなんかではありませんでした。

目があるのです。
さ、魚の頭じゃあああ!
魚の頭が干からびとるー!
そしてその脇にはなんかとげとげっとした、へらべったい同じく干からびたよくわからないものがいっしょにくくりつけてある。
なんなんだろう。ぜんぜんわからない。
トビウオの頭とトビウオの胸びれ?
それとも干物か?

怖い。

呪い?宗教?風水?おまじない?
相方に聞いたり職場で聞いたりひとりで大騒ぎしたんですが、いっこうになぞは解けず。
で、いろいろ調べてみたんです。

なんのことはない、節分の行事なんだそうだ。
節分の日に、いわしの頭を柊の枝に刺して軒先につるすと魔よけになるとか。
あのとげとげっとしたものは、柊の葉か!なるほど!

検索したら、この行事に関する記述が多かったんで、そんな珍しいことではないらしんだな。
でも、知らんかった。オレって、無知や……。

風習って、いろいろあるんですね。

なんだかわかってほっとしたものの、片付けるのも怖いので、とりあえず、来年の節分まではそのままにすることにしました。
ま、見なかったことにするってやつですな。

季節はずれですが、節分ねたでもうひとつ。
関東に越して来て驚いたのは、節分の豆が小さいことです。
炒った大豆なんですってね。
わたしの田舎では落花生でした。節分の時期には、落花生と鬼のお面がセットで売られてましたもん。
殻つきの落花生を鬼役の人にめったくそぶつけてました。
そして年の数だけ拾って殻をむいて食べてました。
落花生って、大体2個ずつ入っているからまあ、年の倍は食べてたかな。
年の数たべるのは、あんまり食べると鼻血が出るからだと、ずうっと思ってました。

これも以前いろいろ調べたら、落花生をまくのは東北北海道辺りだそうです。
なんでも、外にまいたとき、雪深い場所にまいても豆を見つけやすいからだとかなんとか。
そこまでして喰いたいか?という気もしますが。
ほんとかどうだか。

2003年07月23日

明日は初日 [ 芝居 ]

花組芝居の新作公演が明日、初日を迎えます。
タイトルは「シャンソマニア」。
座長、加納幸和氏は、毎回毎回観客を驚かせる芝居をうつんですが、いやあ、今回も絶対に驚かされることでしょう。
なんたって、シャンソンと「源氏物語」の合体!なんだそうな。
更に、ミュージシャンを招いての生音楽までも!豪華!
楽しみで楽しみで今からわくわくです。

【東京公演】 2003年7月24日(木)〜28日(月) 草月ホール
【大阪公演】 2003年8月1日(金)〜3日(日) 近鉄小劇場

花組芝居とは、自らを「ネオカブキ」と称し、作家・演出家・役者を兼ねる加納幸和を中心にすべて男優ばかりの劇団。
歌舞伎の要素を中心に起きながら、様々なジャンルと融合させた枠にとらわれない多彩な芝居を作り出しています。

実はわたし、歌舞伎はぜんぜんわからないんです。
でもなぜかこの劇団、ものすごく好きなんですよね…。
なんつーか、くせになるんですよね。
毎公演2回以上は観ているし。

今回は…3回デス。

2003年07月22日

人妻 [ つぶやき ]

先日のエントリに、おめでとうコメントが2件もついてしまったので、
正式にエントリした方がいいような気がしてきたのでします。

先週、入籍しましたー。人妻です。

何にも変わらない。
名前が変わったのも、意識しないと思い出せないくらいに実感ないです。

でも、結婚してよかった!
朝起きると、コーヒー淹れてもらえるし!

2003年07月18日

純。 [ つぶやき ]

うう。更新が滞ってしまった。

引っ越し疲れで体がパキパキ、カクカク、不自然なかんじになってます。
梅雨は明けないし、寒いし、体調がさっぱりしませんねー。
早く夏よ来やがれ!

TVネタなど。
昨日、ばんごはんを食べながら、「どっちの料理ショー」とかいうのを見ていました。
スモークサーモンのベーグルサンドVSホットサンドだったようです。
で、そこで紹介されていた長野のカナディアンファームというところの、
「大草原の小さな家」の人みたい(チェックのネルシャツ、ひげ)が作っている
スモークサーモンがめちゃめちゃうまそうでした。
こってりと脂がのって。
取材に行っている男性のはしゃぎようもすごかったし。

食いてぇえええ!
針のように細く切ったオニオンとともに。プール一杯分のビールを飲みながら。
なんて村上春樹的世界に突入しつつ騒いでいたのですが。

なんで、ホットサンドに軍配があがるんですか!
テレビに向かって「てめーらみんなアホや!」と悪態ついてしまった。
別にベーグルサンドが勝ってもわたしが食べられるわけでもないのに。

だいぶ怒り狂ったあと、老酒飲みながら、フジテレビの「Dr.コトー診療所」を初めて見ました。
純がでているじゃないか(純じゃないけど)。
なかなかおもしろく見たんですが、なーんか見ながらどんどん不安になっていくんですよね。
なんだろうなんだろう、と思って、桜井幸子の手術シーンに入った時に気づきました。
「こんな大変な状況になったら、心の弱い純なら絶対逃げる」と思っていたのです。
「信用ならんよー。だって純だぜー」と言うわたし。
相方に、「純じゃないってば」とつっこまれました。

吉岡君ごめんなさい。


2003年07月09日

ハムレット [ 芝居 ]

ハムレット
観劇日:7月8日(火) 劇場:世田谷パブリックシアター

ジョナサン・ケント演出の男優ばかりの「ハムレット」を観ました。
思えば「ハムレット」を観たのは初めてだったんだ……。
「リチャード二世」とかなんとか何世とかいろいろシェークスピア劇は観ているのに。
こんなに有名なお話をこれまでなぜ観なかったのが不思議。あと、ハムレットのお友達の
ロズとギルが主人公の「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」は観てるのに。

で、初めてだからよくわからないのですが、一幕目が長い!のは通常のことなのでしょうか?
ものすごく長かった。二時間ぶっ続けの芝居は観られるのに、一幕目が二時間ってのに疲労
するのはなぜなのでしょう。
ハムレット役の野村萬斎さんはすてきでしたがハムレットはひとりごと(独白っていうのか)が
多く、ひとりでわめいているだけであんまり進展しないので、集中力がとぎれそうでした。
なかなか休憩にならないので、おしっこ休憩は諦めかけましたよ。開演前にビールなんて飲
まなきゃよかったと反省までも。
そして、はれて休憩はあったんでのですが、休憩後の二幕目のスピード感のある急転直下と
いうかなんというか。みんな死んじゃって悲しいんだけども、一幕目のだるさを思えばなんとな
く胸がすく気さえ。


役者さんですが。
萬斎さん、もう少し深みのある芝居をするのかと思っていたんだけど意外に軽めで予想外。
まあ、ハムレットという人間がそんなに深みがあるタイプでもないので、そういうことなでしょーか。
クローディアスの吉田鋼太郎さんは素晴らしかった。いつもいつもこの方には感動します。素
晴らしい役者さんですねー。
オフィーリアの中村芝のぶちゃん、女の子にしか見えませーん。というか、加護ちゃんに見え
て仕方なかったのは私だけ?でも、最初の可愛かったときより、狂ってからの方が抜群に
女らしくなっていて、迫力があってとてもよかった。
ガートルードの篠井英介さん。最初から最後まで、事故で毒を飲んで死んじゃう時までも、
ずうっと楽しそうだったのはなぜ?

2003年07月01日

虎! [ モノ ]

アイコム株式会社(代表取締役社長 井上徳造)は、特定小電力トランシーバー IC-4008Wをベースにした、阪神タイガース球団承認のIC-4008W阪神タイガースバージョンを7月14日より発売します。

ちょっと調べものをしていてアイコムのホームページを見に行ったら、いきなりトップページに
虎んシーバーなんて文字が躍っているので驚愕しました。
なんなのー?なんでタイガースなのー?調子いいからなのー?
でも、虎というよりただの黄色?という気も……。と思ったらもともとあった機種のイエローモデ
ルにタイガースマークをつけただけ……?なのかな?

限定発売だそうです。